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背骨の分節運動とは?
ピラティスでよく耳にする「背骨を一つひとつ動かす」という表現。 これは 背骨の分節運動(セグメンタルムーブメント) と呼ばれる動き方を指します。 背骨は一本の棒ではなく、頸椎(7個)・胸椎(12個)・腰椎(5個)といった 小さな椎骨の積み重ね でできています。 このひとつひとつの骨が、連動しながらもそれぞれの範囲でしなやかに動くことで、 私たちは前屈や後屈、ねじり、反りなど多様な動きをスムーズに行うことができます。 ⸻ なぜ背骨の分節運動が大切なの? ① 動きの偏りを防ぐ 背骨が全体で「まとめて」動いてしまうと、一部の関節や筋肉に過剰な負担がかかります。 特に腰椎ばかり動いて胸椎が固まると、腰痛や姿勢の崩れの原因にもなります。 分節的に動かすことで、体のどこか一部だけに負担をかけず、全体が協調して動く ようになります。 ② 姿勢改善につながる ピラティスでは、背骨をしなやかに動かすことで、 固まった部分を解放し、自然なS字カーブを取り戻していきます。 分節運動を意識することは、正しい姿勢を「作る」のではなく「取り戻す」こと に近い考え方です。 ③
11月3日


〜見えない筋肉が姿勢を支えている〜
「姿勢を良くしたい」「骨盤を立てたい」と思っても、背筋を伸ばすだけではすぐに疲れてしまいますよね。 実は、骨盤の一番底で姿勢を支えてくれている“縁の下の力持ち”がいるんです。 それが―― 骨盤底筋(こつばんていきん) です。 ⸻ ◆ 骨盤底筋ってどんな筋肉? 骨盤底筋は、その名の通り骨盤の底にハンモックのように広がる筋肉群。 内臓を下から支えるほか、尿・便のコントロールにも関わる大切な筋肉です。 でもそれだけではありません。 骨盤底筋は、腹横筋(お腹の奥)・多裂筋(背骨の奥)・横隔膜(呼吸筋)と連動して働き、 体の中心(コア)を安定させる役割を担っています。 ⸻ ◆ 姿勢とのつながり 骨盤底筋は、骨盤の位置を“下から支える”ように働きます。 つまり、この筋肉がしっかり機能していると… • 骨盤が立ちやすくなる • 体幹が安定し、背骨が自然に伸びる • 肩や首に余計な力が入りにくくなる といった姿勢改善の効果が期待できます。 反対に、骨盤底筋が弱くなると 骨盤が後ろに倒れやすくなり、猫背や反り腰、腰のハリにもつながってしまいます。 ⸻ 骨盤底筋を感
10月29日


中臀筋を鍛えてヒップアップ&美しい歩き方を手に入れよう
歩いているときのお尻の筋肉、意識したことはありますか? 実は、私たちが毎日何気なく行っている「歩く」という動作の中でも、お尻の筋肉、中臀筋(ちゅうでんきん)はとても大切な役割を果たしています。 ■ 中臀筋ってどんな筋肉? 中臀筋は、お尻の外側に位置する筋肉で、骨盤を支えながら脚を横に動かしたり、片脚で立つときに身体が傾かないように安定させてくれる筋肉です。 「立つ・歩く・階段を上る」など、日常のあらゆる動作に関係しています。 もしこの中臀筋がうまく使えていないと… • 骨盤が左右に揺れる歩き方になる • 膝や腰への負担が増える • お尻が垂れて見える といった影響が出やすくなります。 ■ 中臀筋と“歩き方”の関係 歩行中、片足が地面から離れている間、もう片方の脚は中臀筋の力で骨盤を安定させています。 この筋肉が弱いと、骨盤が左右に揺れてしまい、“よろよろ歩き”になったり、見た目の姿勢も崩れてしまいます。 逆に、中臀筋がしっかり働くと骨盤が安定し、背筋が自然と伸びた美しい歩き方に。 さらに、下半身全体の使い方も整い、疲れにくい歩行にもつながります。
10月22日
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